エレトリア：目次へ ・前へ その後、北方のマケドニア王国が勢力を伸ばし、ギリシアのほとんどを支配しました。エレトリアは独立を失いましたが、マケドニアの支配下で新たな繁栄を迎えました。この頃の著名なエレトリア人として、画家のピロクセノスと哲学…

エレトリア：目次へ ・前へ ・次へ エレトリアの対岸のオーローポスからアテーナイ側警備隊が追放されてから半年後、（スパルタが中心になっている）ペロポネーソス海軍がようやくオーローポスに到着しました。これを知ったアテーナイは、まだ自分たちに服し…

エレトリア：目次へ ・前へ ・次へ その後エレトリアは、アテーナイ主導で組織されたデーロス同盟に参加します。しかしアテーナイはこの同盟を利用して勢力を伸ばし、他の同盟国を圧迫していきます。プラタイアの戦いから32年たったBC 447年、アテーナイはエ…

エレトリア：目次へ ・前へ ・次へ アテーナイ沖にサラミースという名前の島があります。トロイア戦争の英雄の一人アイアースの出身地と伝えられる島です。このサラミースとアテーナイの間の海域にギリシアの水軍は集結しておりました。エレトリアが派遣した…

エレトリア：目次へ ・前へ ・次へ BC 480年、新しくペルシア王に即位したクセルクセースが大軍を率いてギリシア本土に進攻してきます。今回はダーダネルス海峡（当時の呼び方ではヘレースポントス海峡）を渡り、今のブルガリア経由で、北から海陸２つの部隊…

エレトリア：目次へ ・前へ ・次へ とうとうペルシア軍はエレトリア領に上陸し、町を包囲攻撃します。 ペルシア軍は来航して船をエレトリア領内のタミュナイ、コイレアイおよびアイギリアに着けた。これらの場所に船を着けるとただちに馬を船からおろし、敵…

エレトリア：目次へ ・前へ ・次へ イオーニアの反乱は6年続きました。しかし結局反乱はペルシアによって鎮圧され、イオーニア諸都市には罰が下されました。イオーニアの反乱の後始末をつけた後、ペルシア王ダーレイオスは、エレトリアとアテーナイに報復の…

エレトリア：目次へ ・前へ ・次へ BC 572年、リュサニアスがシキュオーンに向った時から11年後、エレトリアは亡命してきたアテーナイのペイシストラトスとその一族を迎え入れます。ペイシストラトスはアテーナイの僭主でしたが、政変によりアテーナイから亡…

エレトリア：目次へ ・前へ ・次へ BC 572年にペロポーネソス半島のシキュオーンの僭主であったクレイステネースが、自分の娘アガリステの婿を全ギリシアから募集したことがありました。その時にエレトリアからはリュサニアスという人物が応募しました。 当…

エレトリア：目次へ ・前へ ・次へ このように当時のギリシアのなかでも飛びぬけて繁栄していたらしいエレトリアとカルキスですが、BC 710年頃、この両者が互いに戦うことになります。戦争の原因はレーラントス平野の領有権でした。それまで両者が共同で使用…

エレトリア：目次へ ・前へ ・次へ エレトリアの建設はBC 9世紀ということになりそうですが、それ以前のことと思われる伝説もあるので、ご紹介したいと思います。 エウボイア島の西海岸に面した大陸側はボイオーティア地方というのですが、そこに北からボイ…

エレトリア：目次へ ・前へ ・次へ 一方、考古学からはエレトリアの起源がBC 825年頃と推定されています。これはトロイア戦争がもしあったとした場合の推定年代であるBC 13世紀またはBC 12世紀に比べると、随分新しい年代で、トロイア戦争よりも約400年のち…

エレトリア：目次へ ・次へ エレトリアはエウボイア島（現代名：エヴィア島）にある都市です。このエウボイア島というのは大きな島で、日本でいえば佐渡島よりも大きく、四国よりも小さいという感じです。この島のおもしろいところは、大陸に、ほぼ、くっつ…

都市一覧へ １：エレトリア建設 エレトリアはエウボイア島（現代名：エヴィア島）にある都市です。このエウボイア島というのは大きな島で、日本でいえば佐渡島よりも大きく、四国よりも小さいという感じです。この島のおもしろいところは、大陸に、ほぼ、く…